2010年 鳴門わかめの品質改良のために三陸わかめの産地を視察し、三陸産わかめの
株を分けてもらいました。その翌年 東日本大震災がおこり壊滅的な被害に見舞われた
三陸に鳴門で培養していた種苗を届けに。本来 鳴門と三陸は競合する産地ではありま
すが、お互いに技術交流するなど月日を重ね復興を見守ってきました。
このようにして今もなお交流が続いていることをふまえ、宮城県仙台市の東北高校の
2年生の皆さんが研修旅行に来てくれました。講演をはじめ工場見学など、三陸との交流の
話やわかめがどのようにして加工されているのかを学んでいただきました。わずかな時間
でしたが、東日本大震災を契機にはじまった交流が今もなお続いていることや行動する
ことの大切さを講演し、伝えることができたことを嬉しく思います。