1月11日 第2回シンポジウム

 文部科学省より、徳島文理大学が設定されたブラディング事業では、

藻類成長因子を用いた海藻栽培技術を核とし、養殖水産業の活性化の

担い手とした取り組みをされています。

 その活動の一環として行われたシンポジウムに、招待講演の講師として

参加しました。

鳴門わかめの製造・加工販売という現場の視点より、ここ数年に

わたる海・地球環境の変化に伴うわかめの生産量や国内消費市場に

ついて話をしました。

そして、海外への輸出についても。

海藻は英語でsea weedという呼び方が一般的です。欧米諸国では

あまり海藻を食べる文化がありません。weedは雑草という意味で、

世界ではわかめが侵略的外来種として各地で繁殖し海を脅かし

マイナスの印象を与えています。

しかし昨今、ベジタリアンやビーガンといった菜食実践者の人口増加により

わかめが注目され、sea vegetable海の野菜という認識も普及されつつ

あります。これは、我々にとって大きなビジネスチャンスともいえるわけです。

日本国内はもちろんのこと、海外にも視野を向けた販売展開に今後も

取り組み、安全・安心で美味しい鳴門わかめを皆様にお届けできるよう

今後も務めます。

 本日は、このような場を与えて頂いた徳島文理大学関係者様に

感謝いたします。ありがとうございました。

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